2026.05.27
習い事について

ダンススクールと他の習い事の掛け持ちは可能?相性の良い組み合わせと注意点

ダンススクールと他の習い事の掛け持ちは可能?相性の良い組み合わせと注意点

「子どもがダンスを習い始めたけれど、水泳や英会話も続けさせたい」「複数のスクールを掛け持ちさせるのは負担が大きいのでは?」と悩む保護者の方は少なくありません。

ダンスは体力・表現力・リズム感など多面的な力を育てる習い事ですが、他の習い事との組み合わせによっては相乗効果が生まれる場合もあれば、逆に子どもに負担をかけてしまう場合もあります。

本記事では、ダンススクールと他の習い事の掛け持ちを検討している保護者の方に向けて、相性のよい組み合わせや注意すべきパターン、スクール選びの判断基準をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 習い事を掛け持ちしている子どもの実態とメリット・デメリット
  • ダンスと相性のよい習い事の組み合わせ
  • 掛け持ちに注意が必要な習い事のパターン
  • 後悔しないための掛け持ちの判断基準とスクール選びのポイント

目次

ダンススクールと他の習い事を掛け持ちする前に知っておきたい基礎知識

ダンススクールと他の習い事を掛け持ちする前に知っておきたい基礎知識

掛け持ちを始める前に、子どもの習い事の実態や掛け持ちのメリット・デメリットを整理しておくことが大切です。現状を正しく把握した上で判断し、子どもにとって無理のない環境を作りましょう。

習い事を掛け持ちしている子どもの実情

文部科学省が令和5年度に実施した「子供の学習費調査」によると、公立小学校に通う児童の学校外活動費(学習塾・通信教育・習い事・スポーツ・文化活動などにかかる費用)は年間約25万6千円で、前回調査(令和3年度:約24万8千円)から増加しています。

学校外活動費の内訳を見ると、スポーツ・レクリエーション活動、芸術文化活動、体験活動など複数のカテゴリにわたって支出が確認されており、子どもが複数の分野の習い事に並行して取り組んでいる実態がうかがえます。また、学年別のデータでは、学年が上がるにつれて学校外活動費の合計が増加する傾向が示されており、成長とともに習い事の内容や数が広がっていく様子が読み取れます。

こうした背景を踏まえると、ダンスを新たに始める際も、すでに別の習い事に通っている状況で追加するケースが少なくないと考えられます。掛け持ちを検討する場合は、費用・時間・体力の総量を事前に整理しておくことが重要です。

出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査結果のポイント」

掛け持ちによって期待できるメリット

複数の習い事を組み合わせることで、単独では身につきにくいスキルや経験が補完し合う効果が期待できます。主なメリットは以下の通りです。

  • 異なる環境での人間関係が広がり、社会性が育まれやすくなる
  • 習い事同士のスキルが連動し、相乗効果で上達しやすくなる場合がある
  • 複数の目標を持つことで、どちらかの習い事でつまずいても気持ちの切り替えがしやすくなる
  • 多様な経験を通じて、子ども自身の得意・不得意が把握しやすくなる

ただし、こうしたメリットを実感するためには、子どもの負担が許容範囲に収まっていることが前提となります。

掛け持ちのデメリット・見落としがちなリスク

メリットがある一方で、掛け持ちには見落とされやすいリスクもあります。事前に把握しておくことで、トラブルを防ぐことができます。

  • 体力的な疲労が蓄積し、学校生活や睡眠に影響が出るおそれがある
  • 費用の合計が想定より大きくなり、家計への負担が増す
  • 発表会や試合などのイベントが重なり、どちらかを優先せざるを得ない状況が生まれる
  • 子どもが「どちらも中途半端になっている」と感じ、モチベーションが低下する場合がある

これらのデメリットの多くは、始める前の情報収集や、子どもの様子を定期的に確認する習慣によって、ある程度防ぐことができます。

ダンスと掛け持ちしやすい習い事

ダンスと掛け持ちしやすい習い事

ダンスとの掛け持ちが比較的うまくいきやすい習い事には、スキルや目的が補完し合うものが挙げられます。それぞれの相性を理解した上で組み合わせを検討しましょう。

水泳

水泳で鍛えられる全身持久力や体幹は、ダンスで求められる動きの安定にも活かされます。また、水泳は週1〜2回のペースで通えるスクールが多く、スケジュールを組みやすい点も掛け持ちに向いている理由のひとつです。

身体への負荷の方向性が異なるため、ダンスで酷使する関節や筋肉を休ませつつ、心肺機能や柔軟性を高められるという相乗効果が期待できます。ただし、どちらも全身を使う運動であることに変わりはないため、同日に詰め込む場合は子どもの疲労度を慎重に確認しましょう。

ピアノ・音楽系

ピアノや音楽系の習い事は、ダンスとの相乗効果が期待できる代表的な組み合わせです。音楽のリズムや拍を体で理解する力はダンスにも直結しており、音楽理解が深まることで振り付けへの対応力が高まる場合があります。

また、ピアノは自宅で練習する時間が中心になるため、スクールへの送迎や時間的な制約がダンスと干渉しにくい点もメリットです。音楽的な感受性とダンスの表現力を同時に育てたいと考える保護者の方に向いている組み合わせと言えます。

英会話・通信教育

英会話や通信教育は、身体的な負荷がほとんどないため、ダンスとの掛け持ちにおける体力面でのリスクが低い習い事です。特に通信教育は自宅で取り組めるため、スケジュール調整の自由度が高く、ダンスのレッスン日と分けやすい特徴があります。

英会話スクールも週1回程度の通学が多く、ダンスと曜日を分けることで無理なく両立できるケースが多く見られます。学習系と運動系のバランスを意識したい保護者の方にとって、組み合わせやすい選択肢です。

掛け持ちに注意が必要な習い事

掛け持ちに注意が必要な習い事

ダンスとの掛け持ちによって、子どもに過度な負担がかかりやすい習い事のパターンも把握しておくことが大切です。

体力消費の大きいスポーツ系(サッカー・野球・体操など)

サッカーや野球、体操といった運動量の多いスポーツ系の習い事は、ダンスとの掛け持ちに注意が必要です。いずれも全身を使う運動であるため、複数日にわたって練習が続くと身体的な疲労が蓄積しやすくなります。

特に成長期の子どもは、疲労の回復に大人よりも時間がかかる場合があります。怪我のリスクを下げるためにも、練習日の間に休息日を確保できるかどうかを確認した上で判断しましょう。どうしても両立させたい場合は、週の総練習時間を目安にスケジュールを設計することをおすすめします。

発表会・試合シーズンが重複する習い事

ダンスでは発表会やコンテストが一定の時期に集中しやすく、他の習い事でも試合や発表の機会が重なることがあります。準備期間中は練習頻度が増えることも多く、複数の習い事でそれが重なると、子どもへの負担が一時的に大きくなりやすい点に注意が必要です。

スクールに入会する前に、年間スケジュールの大まかな流れを確認しておくことで、イベントの重複が起こりにくい組み合わせを選びやすくなります。どちらの行事も大切にしたい場合は、シーズンが重なりにくい習い事を選ぶか、時期をずらして掛け持ちを始めることも選択肢のひとつです。

掛け持ちで後悔しないための注意点

掛け持ちで後悔しないための注意点

掛け持ちを長く続けるためには、始める前の判断と始めた後の見直しの両方が重要です。以下の点を意識することで、子どもにとって無理のない習い事の環境を作ることができます。

まず1つのスクールに慣れてから増やす

新しいスクールに通い始めたばかりの時期は、環境への適応だけでもエネルギーが必要です。慣れないうちから複数の習い事を同時にスタートすると、どちらも定着しないまま辞めてしまうリスクが高まります。

ダンスを新たに始める場合は、まず3〜6か月ほどかけてレッスンのペースや雰囲気に慣れることを優先しましょう。子どもが「楽しく続けられている」と感じてから、掛け持ちを検討するのが望ましいタイミングと言えます。

子どもの体力・生活リズムを最優先にする

掛け持ちの可否を判断する上で重要な基準は、子どもの体力と生活リズムへの影響です。習い事が増えることで睡眠時間が削られたり、学校での集中力が落ちたりしていないかを定期的に確認しましょう。

目安として、帰宅後に食事・入浴・睡眠の時間が十分に確保できているかどうかを確認することが大切です。特に、年度替わりや進級のタイミングなどは、生活リズムの変化で疲れが出やすくなります。定期的に「今のボリュームが子どもにとって適切か」を親子で振り返る時間を設けるのが理想的です。子どもが「疲れた」「行きたくない」と言い始めた場合は、スケジュールを見直すサインとして受け止めることをおすすめします。

子ども自身の意思を確認する

掛け持ちを続けるかどうかの最終的な判断には、子ども自身の気持ちを丁寧に確認することが欠かせません。保護者の意向だけで習い事の数を増やすと、子どもが主体性を持って取り組みにくくなり、どちらの習い事も長続きしない原因になることがあります。

「どちらが楽しいか」「どちらをもっと頑張りたいか」を子どもと一緒に話し合う機会を定期的に設けましょう。子ども自身が選んだという感覚があることが、継続のモチベーションにつながります。なお、子どもの気持ちは時期によって変わることもあるため、半年から1年に一度程度のペースで改めて意思を確認する習慣をつけておくとよいでしょう。

掛け持ちを前提にしたダンススクール選びのチェックポイント

掛け持ちを前提にしたダンススクール選びのチェックポイント

他の習い事との掛け持ちを前提にダンススクールを選ぶ場合は、通常のスクール選びに加えて確認すべきポイントがあります。入会前にしっかり確認しておくことで、入会後のトラブルを防ぐことができます。

スケジュールの柔軟性と振替制度の有無

掛け持ちの場合、他の習い事の発表会や試合などでレッスンを休まなければならない場面が生じやすくなります。振替制度が整っているスクールであれば、欠席した分のレッスンを別日に受けられるため、学習の遅れを防ぎやすくなります。

また、曜日や時間帯の選択肢が複数あるスクールほど、他の習い事とのスケジュール調整がしやすくなります。スクールによっては、欠席した際にオンラインでフォローする体制を整えているところもあるため、通いにくい状況が続く場合の選択肢として把握しておくとよいでしょう。入会前に、振替の回数制限や手続き方法、オンライン対応の有無についても合わせて確認しておくと安心です。

月謝・費用体系の透明性と追加費用の全体像

複数の習い事を掛け持ちする場合、費用の合計が想定以上に膨らむことがあります。月謝だけでなく、発表会の衣装代・参加費・用具代などの追加費用がどのくらいかかるかを、入会前に把握しておくことが重要です。

費用体系が明確に示されているスクールを選ぶことで、年間を通じた支出の見通しが立てやすくなります。不明な点は体験レッスンや見学の機会に直接確認しておきましょう。

講師の指導力と子ども一人ひとりへの向き合い方

掛け持ちで練習時間が限られている子どもにとって、レッスンの質は特に重要です。限られた時間のなかで効率よく上達するためには、講師が子どもの習熟度や体調を見ながら適切な指導ができるかどうかが大きく影響します。

画像出典元:JDACダンススクール

JDACダンススクールでは、講師全員がスポーツ庁・厚生労働省・こども家庭庁後援の研修を受講しており、子ども一人ひとりの状態に合わせた指導を行っています。個性や表現を大切に認める指導を徹底しているため、初めての方や運動が苦手な子どもでも、のびのびと自分を表現できる環境を整えています。

まとめ

まとめ

ダンススクールと他の習い事の掛け持ちは、組み合わせとスケジュール管理次第で十分に両立できます。水泳やピアノ・音楽系・英会話などはダンスとの相性がよく、相乗効果が期待しやすい組み合わせです。一方、体力消費の大きいスポーツ系やイベントシーズンが重なる習い事との掛け持ちには注意が必要です。

掛け持ちを検討する際は、子どもの体力・生活リズム・本人の意思を最優先にした上で、振替制度や費用体系が明確なスクールを選ぶことが、長く続けられる環境づくりにつながります。

画像出典元:JDACダンススクール

JDACダンススクールは、運動が苦手な子どもや初めてダンスに取り組む子どもでも無理なく上達できる仕組みを整えているため、他の習い事と並行しながらでも継続しやすい環境です。体験レッスンは随時受け付けているので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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この記事を監修した人

久岡 和也

一般社団法人ダンス教育振興連盟JDAC 代表理事 久岡 和也

「ダンス×教育」をライフワークに、大学・専門学校の委員・講師、学術団体委員、ダンス大会審査員などを歴任。
「ダンスで社会に新しい価値を創る」という理念のもと、教育型ダンススクールの全国展開や、高齢者向け介護予防プログラムの開発など、企業・自治体と連携した社会的取り組みを推進。

一般社団法人日本盆踊り協会 共同代表、一般社団法人日本スポーツチームアセスメント協会 理事、スポーツ産業推進協議会 委員として、「教育」「健康・スポーツ」「文化」を中心に活動領域を広げ、各分野の発展に寄与している。

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運動能力と生きる力を育む 教育型ダンススクール

一般社団法人ダンス教育振興連盟JDACは、スポーツ庁・厚生労働省・こども
家庭庁・各教育委員会後援のもと、全国各地で延べ30,000人が受講しているダ
ンス指導研修会を主催。文部科学省の学習指導要領に基づいた内容で、ダンス
講師・インストラクターを養成し、資格を発行しています。他にも「ダンスで
社会貢献」を果たすべく様々な事業を行なっています。

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